エヌビディア・・・

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カテゴリー: 平野の独り言

■AI需要急拡大で好決算

生成AIの開発に欠かせない半導体を製造する「エヌビディア」

■日経平均のけん引役「七人の侍」うち4銘柄は半導体関連株

エヌビディアの好業績は、バブル期につけた史上最高値に迫る水準まで上昇している日経平均株価にも大きな影響を与えている。一番の要因は、日本市場の相場上昇をけん引しているのも半導体関連銘柄だという点だ。 ゴールドマン・サックス証券は2月18日、日本の株式市場をけん引する7銘柄を「七人の侍」と名づけて発表した。世界的にも有名な黒澤明監督の映画「七人の侍」になぞらえたもので、米国株を代表するハイテク7銘柄「マグニフィセント・セブン」の日本版にあたる。 「七人の侍」のうち4銘柄は、SCREENホールディングス、アドバンテスト、ディスコ、東京エレクトロンという半導体製造装置メーカーで、日本の半導体関連銘柄への注目の高さがうかがえる。その他は、トヨタ自動車、SUBARU、三菱商事という大手3社が名を連ねた。 岡三証券ニューヨーク駐在員事務所の荻原裕司所長は、「エヌビディアの株価は、AI向け半導体の売上が急拡大していることで大きく上昇してきたが、日本の半導体製造装置メーカーである東京エレクトロンなどにも、その恩恵が広がるとの期待が高まっている。半導体製造装置メーカーは、日経平均の中でも寄与度が高く、日経平均の値動きに大きな影響を与えやすい。年初から株価が大幅に上昇してきたことで、日経平均のけん引役になっている状況だ。今回の決算を受けて、日経平均が最高値を更新するかどうか注目だ」と話している。