■35年のメリット・デメリット・・・

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更新日:2023/10/06

カテゴリー: 平野の独り言

※35年ローンのメリットとは

将来を見通しやすい返済期間35年の住宅ローンを組むメリットは、月々にかかる支払額を抑えられる点です。毎月の出費を抑えて手元に現金が残りやすいため、生活費として使用したり学費に備える貯蓄に充てることも可能です。 将来を見通すのが難しく変化の激しい現代では、短い返済期間で支払い切れるか不安になる方も多いのではないでしょうか。返済期間が長い分将来を見通すのも容易になるため、比較的若くして家を建てる方や転職の予定がある方などは、長い返済期間を設定するのもよいでしょう。返済途中で繰り上げ返済を行うことも可能基本的に、借り入れ当初に決めた返済期間を延長することはできません。返済途中で多めに住宅ローンの残債を支払い、返済期間を短くするという「繰り上げ返済」は可能です。ボーナス払いを用いた繰り上げ返済が一般的である一方、現在はボーナス払いに頼らないほうがよいという意見も多く出ています。景気の悪化や働き方が変化することで、当初予定していた金額のボーナス払いはできなくなってしまう可能性があるためです。 長い返済期間で住宅ローンを組む際は、ボーナス払いありきで返済を考えないほうがよいでしょう。

※35年ローンのデメリットとは

総返済額が多くなる返済期間が長くなると利息を支払う期間も増えてしまうため、総返済額が多くなってしまいます。 借入額3500万円、金利を1.3%の元利均等返済(毎月の返済額が一定になる返済方式のこと)であれば、25年借りた場合は総返済額が約4101万円、35年借りた場合は4358万円となります。10年違うと約200万円以上の差が生まれるのです。 35年ローンなどの長期スパンで住宅ローンを考える際は、総返済額にも目を向けて考えてみましょう。定年後に住宅ローンの残債が残っていることも35年などの長期で住宅ローンを組む場合、定年後も住宅ローンを払い終わっていないというケースも考えられます。定年後は毎月の収入が減少したり不安定になってしまうため、老後の見通しを立てにくいというケースもあるでしょう。